「匂い研究コンサルティング」の特徴
・「食品異臭(オフフレーバー)の問題解決」までの伴走者
・分析化学に携わって30年の実績
・学術論文100報以上の業績(異臭分野でNo.1)
・食品異臭の分析(嗅覚評価・異臭物質分析)
・派遣社員1名程度の投資で学術レベルの業務サポート
コンサルティングを始めた背景
〇幅広い業界に関連する「匂い/臭い/香気」
昨今,「におい(匂い,臭い,異臭,ニオイ,香気)」に関する社会的な関心は年々高まりつつあります.匂いに関連する業界は多岐にわたりますが,例として,般消費者向けの消臭芳香剤マーケットは,過去4年間(2017~2020年)で10%という高い成長率を示しています(戸川,2021,におい・かおり環境学会誌,52,3.).「匂い関連分野」が成長産業であることは間違いありません.
〇「匂い」の問題/課題
幅広い業界において,「匂いの課題」は避けて通ることのできない重要なテーマとなっています。中でも食品関連業界では,「異臭」の問題が消費者からの「異臭クレーム」として表面化しており,各種メーカーではその対応に苦慮しています。
実際に,「食品異臭(オフフレーバー)」の課題を抱えるメーカー様からは,「異臭の品質管理が難しい」,「異臭の分析が困難である」,「相談できる異臭の専門家やコンサルタントが少ない」といった悩みが寄せられてきました。
一方で,「揮発性物質の分析」を受託する事業法人は数多くありますが,「異臭物質の分析(化学同定)」を専門的に手掛け,さらに異臭問題の解決まで支援するコンサルティング事業は限られていました。そのような背景の中で,当研究室にも複数のメーカー様から「異臭の問題」に関するご相談をいただく機会が増えてきました。
〇これまでの「大学-事業法人」の協力体制における課題
― 知的財産権・秘密保持・研究費 ―
本研究室では,大学の研究によって蓄積してきた「匂い」に関する技術と知見を社会に実装していくことを目標としています。そのためには,メーカー様をはじめとする事業法人との協力体制を構築することが不可欠であると考えてきました。
一方で,従来の大学と事業法人の協力体制には,いくつかの課題がありました。その一つが,「知的財産権」と「秘密保持」に関する問題です。これまで,大学と事業法人が連携する場合には,「共同研究」や「受託研究」の制度を利用することが一般的でした。しかし,これらの制度の中で知的財産権が発生した場合,大学側にも知的財産権が帰属する可能性があります。そのため,事業法人側からは共同研究を依頼しにくいという声がありました。
さらに,「研究費」の不透明さも課題の一つでした。大学との共同研究や受託研究では,研究内容に応じて費用が決まるため,明確な定価のようなものがありません。そのため,事前に必要な金額を見通しにくく,事業法人としては依頼の判断がしづらいという点も指摘されてきました。
〇「産」と「学」をつなぐ新しい協力体制
このような状況の中,佐賀大学では「学術コンサルティング制度」を活用することで,「秘密保持」や「知的財産権の取り扱い」に配慮した新しい協力体制を構築できるようになりました。加えて,研究内容をメニュー化することで,研究費(費用)に一定の目安を設け,ご利用計画を立てやすい仕組みとしました。
当研究室では,本制度を活用した産学連携の新しい協力体制を「匂い研究コンサルティング」と呼称しています。匂い研究に関する問題でお困りの事業法人の皆様に対し,当研究室は「匂い/臭い問題解決の伴走者」として,課題解決に向けた業務サポートを進めています。
「匂い研究コンサルティング」が目指すもの
私は,学会や研究会などで,事業法人の経営者や現場マネージャーの皆様からお話を伺う機会があります。その中で,実際の現場では多様な「異臭の問題」が発生していることを知るようになりました。また,それらの問題が本業の発展を妨げる要因となっており,現場の方々が解決に向けて日々「試行錯誤」されていることも実感しました。
異臭問題に対して試行錯誤することは,「匂い/臭いの研究」を専門として30年間取り組んできた私にとっては当然のことです。しかし,本来の事業を担う経営者や現場マネージャーの方々が,私と同じ苦労をする必要はまったくないと感じました。そして,「異臭の問題」に悩む現場の方々に,私自身の「失敗と試行錯誤」から得られた知識と経験をお伝えすることができれば,より本業に集中できる時間を確保していただけるのではないかと考えるようになりました。
このような経緯から,当研究室の専門分野である農畜水産・食品分野に焦点を当て,メーカー様が抱える「食品異臭」の問題解決に向けて,「伴走者」として業務をサポートできる仕組みの構築に着手しました。日本企業が抱える「異臭の問題」の解決を通じて,微力ながら日本の産業のさらなる発展に貢献したいと考え,本コンサルティングを始めることとなりました。
ミッション:
「異臭の問題」で悩む現場マネージャーをゼロにする
「匂い研究コンサルティング」による事業法人のサポートを通じて,匂い業界全体の技術レベル向上を図ること,さらに匂い分野における日本の国際的な競争力を高めていくことを目標としています。
日本人は古来より「匂い」に対して非常に繊細な感性を持ち,国際的に見ても高い水準の「匂い」に関するものづくり・ことづくりを進めてきました。日本の事業法人が抱える「匂いの問題」を積極的に解決していくことができれば,「匂い」に関する多くの日本発の新技術を生み出すことができ,活力ある日本の構築にもつながると確信しています。
「これまでの技術 x 匂いの技術 = 日本発の新技術」
「異臭の問題」解決までの伴走者
目次:
→「匂い研究コンサルティング」について










